2017年12月2日土曜日

ミニー&モスコウィッツ


☆☆☆★   ジョン・カサヴェテス   1971年

黒沢清が偏愛するカサヴェテス。前に早稲田松竹で
2本観てどうもピンと来ず、これでおもしろくなかっ
たらもう観ないと心に決めて観た。

モスコウィッツというヘンな男を軸に、話は進む。
長髪に髭のヒッピー風の外見、声は大きく態度はと
ことん厚かましく、まったく関係ないパーティーに
もぐりこんでは手当たり次第女に話しかけたり酒を
飲んだりして黒服に蹴り出されたりしている。出て
くる他の人間も変人ばかりで、いわば変人の見本市
の様相である。ヒロインのミニーは、中でも極めつ
けの変人のひとりにからまれているところをモスコ
ウィッツに助けられ、その変人ぶりに当惑しつつも
惹かれていく…。
それにしてもミニーはなんでこんなにも入れ代わり
立ち代わり怒鳴られなくてはならないのか。理不尽
である。

まあこの映画で見捨てるのはやめた。でもカサヴェ
テスの何がそんなに良いのかは分からないままだ。

                                     11.23(木) BSプレミアム


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