2017年11月6日月曜日

読書⑨


『映画評論・入門!』
モルモット吉田 著   洋泉社

「映画評論」というものが今よりずっと影響力を
持っていた時代のおもしろいエピソードが満載。
"国辱映画"と呼ばれた若松孝二の『壁の中の秘事』、
市川崑を擁護するため立ち上がった高峰秀子、幻
の映画評論家・増田貴光、ロマンポルノの評価の
変遷…。なにより『あの夏、いちばん静かな海。』
が、『稲村ジェーン』を観たたけしが「俺ならこ
う撮るね」ということで出来た映画だというのは
驚きだ。やはりたけしは"反射神経"のひとであり、
"批評"のひとなんだとあらためて思う。









『アイスクリームが溶けてしまう前に』
小沢健二と日米恐怖学会    福音館

どういう経緯でできた絵本かは知らないが、とりあえず
「小沢健二」と名の付くものは買ってみるのである。
ハロウィーンをめぐる「おはなし」。にしても、「日米
恐怖学会」ってなんだ。






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