2017年4月14日金曜日

マラソンマン


☆☆☆   ジョン・シュレシンジャー   1976年

このへんの時期のダスティン・ホフマン出演作には妙
に心惹かれるものがある。フィルモグラフィーから私
が観たのを抜き出すと、『卒業』(67年)、『真夜中
のカーボーイ』(69年)、『クレイマー、クレイマー』
(79年)、『レインマン』(88年)。この間20年。
どれも鮮烈な存在感である。唯一無二。すばらしい。

しかしこの映画はなぁ…。
何度も首をかしげたくなるような展開が続き、「上出
来のサスペンス」とはとても言いかねる。なんとなく
それらしい雰囲気はあるので、説得されようと努力は
してみたが、「いやいやおかしいでしょ」がつい出て
しまう。歯の神経を痛めつける拷問かぁ。いやすぎる。
『アウトレイジ』で石橋蓮司の口の中を器具でぐちゃ
ぐちゃにするシーンはここから来ているのか。

                                           4.2(日) BSプレミアム


0 件のコメント:

コメントを投稿