2017年4月23日日曜日

レント ライヴ・オン・ブロードウェイ


☆☆☆★   マイケル・J・ウォーレン  2008年

ブロードェイでのファイナル公演を収録したもので、劇
場公開はされていないようだ。しかし後世に残すため、
明確なカット割りのもと、客も入れずに公演をまるごと
収録したという「ドキュメント性」を鑑みて、1本とカ
ウントさせていただく。

映画なら、観ていないものまで監督は誰だの俳優は誰が
出てるのどんな話だのと詳しかったりもするのだが、こ
とミュージカルに関しては予備知識はゼロである。
"RENT"とは「家賃」のことなのね。

主人公はロジャーとマークだろうが、「エンジェル」と
いう役の説得力が、この物語の成否を分けるという気が
する。ここではクリス松村に似た人が演じていたが、な
かなか素晴らしかった。
陳腐な言い方だが、歌というのは人為的な境界など無効
化し、越境していくものである。セクシャリティの壁、
富める者と貧しき者の壁、人種の壁を越えてつながろう、
というような題材にはよく合う。

                                                            4.9(日) DVD


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