2016年12月6日火曜日

<ツイート> 漱石のこと


75分観るのが毎回大変だったけどおもしろかった
『夏目漱石の妻』もまだ記憶に新しいけふこのごろ
ですが、今月は漱石の番組が再放送もふくめ多い
こと多いこと。「漱石」と名のつく番組をすべて予約
してたらとてもHDDがもたないが(予約するけど)、
その先陣を切った姜尚中のETV特集はなんといふ
か薄味すぎて無難すぎて、私にはちっともおもしろ
くなかった。
こないだの中上健次の番組はまだ刺激的だったが、
あれもナビゲーター(娘の中上紀)がもっと盛り上げ
てくれれば(知的に、ね)、といふ思ひをぬぐへず。
だいたいいつの間に姜尚中は漱石を語る知識人の
第一人者みたくなったのか。なんか新書は出したら
しいが、ほんとにそんなに好きなのか。研究してる
のか。声と顔が良いからテレビ向きではあるけど。

洪水のやうに押し寄せる番組、どれがおもしろいの
か、玉石混淆とは思ひますが、
「"虞美人草"殺人事件」の再放送もあります!
(12/7 BSプレミアム)
これは私が長嶋甲兵といふディレクターを知った最
初の番組でもあり、なかなか観ない類の番組です。
『虞美人草』を読んでゐなくてもおもしろい、といふ
のがミソです。

そしておそらく同じ制作陣による
「深読み読書会 『三四郎』」
(12/9 BSプレミアム)
も期待できます。期待してます。

どれを観ようか迷ったら、ぜひ。

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