2016年4月17日日曜日

花様年華


アップする順番を間違えた。
文芸坐よりもこちらが先だった。


☆☆☆★★    ウォン・カーウァイ   2001年

初ウォン・カーウァイ。90年代ミニシアターブームの火付け
役、ということらしい。宮崎県にて、隔絶された学生生活を
送っていた私には縁遠い話である。そもそも当時は映画を
あまり観なかった。

トニー・レオンとマギー・チャン。
トニーには妻が、マギーには夫がいるのだが、その姿は画
面にはまったく出て来ない。主役のふたりによるなんとも思
わせぶりな、微妙な、交流というか何というかが、これまた
思わせぶりな音楽にのせて展開していく。官能的ですな。

最初にこの映画のある「仕掛け」に気付いてからはかなり
興奮したものの、それからが幾分タルいかな。もうちょっと
たたみかけて欲しいところ。

しかし「細長い空間」への異常なまでの執着である。
つい「こんな狭いとマイクが入れないよ、音録れないよ」と
思ってしまう。雑念である。

                                                   3.31(木) BSプレミアム


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