2016年3月24日木曜日

キャロル


☆☆☆★★    トッド・ヘインズ    2016年

私の信用している方面からとても評判が良いので、観に
行ってきた。恋愛映画には興味ないんだが、と思っていた
が、1950年代のニューヨークという時代設定も、落ち着い
た洒脱なトーンも、主演の2人の女優も大変良かったので、
とりあえず満足。

百貨店のおもちゃ売り場でアルバイトをしている女の子
(ルーニー・マーラ)が、娘のプレゼントを買いに来たキャ
ロル(ケイト・ブランシェット)の優雅な物腰に憧れを抱く。
キャロルは夫と離婚協議中で、娘の親権をめぐって話し
合いをしている。
写真家を夢見るルーニー・マーラの役名は「テレーズ」。
チェコ系という設定である。バルテュスと何か関係があ
るのかも…とも思ったが、どうもなさそうである。

ルーニー・マーラ。
またもや美少女で、なんか世の中には美少女がいくらで
もいるみたいだなぁと帰って来て検索してみてビックリ。
『ドラゴン・タトゥーの女』であの「ドラゴン・タトゥー女」を演
じてたコかい! はー。…てことは、アイツに拘束されて
アナ…(自粛)。 そして『ソーシャル・ネットワーク』のザッ
カーバーグの元カノ役でも既にお目にかかっていたらし
い。ご挨拶が遅れて、申し訳ありませんでした。

映画の中で、アイオワの近くのウォータールーという地名
が出て来る。キャロルが「ひどい名前ね」と言って笑うの
だが、どこがひどい名前なのか分からない。これまた帰っ
てから調べると、ベルギーのWaterloo(ワーテルロー)で
ナポレオンが喫した大敗北から、Waterlooには"大失敗"
の意味があるとのこと。「失敗町」という町があるようなも
のか。たしかにひどい名前かも。
ついでにABBAの"Waterloo"もこの「失敗」の意味で歌わ
れてるみたいですね。知らんかったー。

                                       3.16(水) TOHOシネマズ新宿

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