2015年8月23日日曜日

Rising Sun Rock Festival 2015 ~2日目 後篇~


安全地帯

全部。
かなり楽しみにしていたのだが、やってくれるよ。ある意味
でライジングの伝説の一つになるだろう。

開演時間にはなったものの、ステージにはDJがひとり。な
ぜかDJタイムが10分ほどつづく。客はシーンとしている。
えーと、僕らDJを聴きに来たんじゃないんです、と皆が思っ
てるなか、ようやく「じれったい」のリフが聞こえ始め、バンド
(玉置浩二以外)が登場。するとなぜかCCガールズも登場
して、踊り始める。それも結構長いこと踊る。えーと、僕ら、
青田典子じゃなくて、ダンナの方を見に来たんですけど、と
皆が思ってるなか、やっと本人が登場! 「じれったい」を
DJの作ったと思しきヘンなトラックにのせて歌う。続けて、
「悲しみにさよなら」をこれまたDJアレンジで歌う。かと思っ
たら、「いやほんとありがとう。君ら最高」とか調子のいいこ
とをいいながら、終わりモードに突入し、円陣とか組み始め、
手を振りながら、なんとほんとに引っ込んでしまった。
おいまだ2曲しかやってねーよ! 
さすがに周囲からも「ライジングなめんなー!」「ちゃんとや
れー!」の声。

すると玉置浩二が独りで登場。そうだよね、まさかこれで終
わりじゃないよね。アコースティックコーナーがあるんだよね。
アコギ1本で「田園」を弾き語り。めちゃうまい…。安全地帯
の曲ではないけど、まあいいか。この際こまかいことは言わ
ない。そして「夏の終わりのハーモニー」をワンコーラスだけ
アカペラ。ものっすごいうまい……。静まる会場。ああ、やっ
ぱとんでもなくうまいわ…と皆が思ってるなか、「いやほんと
ありがとう。最高」と言いながら、退場していく玉置……。
え、終わりなの…?
はい、持ち時間を30分残して、3曲半で終わりでした。
なめとんのか! 二度と来るな。

Perfume

前半6曲。
メインステージはこの日いちばんの人で溢れかえった。さす
がである。"Spending all my time""Magic of Love""ナチュ
ラルに恋して""マカロニ"の4曲はわかった。

ところで、Perfumeのライブの楽しみというのがいまだによく
分かっていないのだが、ライブ中はどこらへんに意識を向け
ればいいのだろう。ダンス? トーク? あーちゃんの広島弁
に萌えればいいのか。

グループ魂

全部。
意外にもニューアルバム『20名』からの曲が大半を占めた。
アルバム買って聴いといてよかった。

アルバム曲以外では、私が最初に行ったライジングサンで、
トップバッターだったグループ魂がやった当時の新曲「押忍!
てまん部」をやった。なんて下品な曲だ…と思った思い出が
よみがえる。なつかしい。安全地帯と青田典子をさっそくネタ
にする破壊(阿部サダヲ)。「もう出てこねーのかと思ったら出
て来たね」にみんな笑う。

THE BACK HORN

全部(に決まってる)。
なんだか普段のツアーよりもPAの音が良いような気がした。
特に岡峰のベースがクリアで輪郭がくっきりしていた。山田の
声の調子はまあまあ。栄純はテンション高めだった。エネゴリ
君のように両手で胸を叩き、雄叫びをあげる。マツはいつもの
ように、結局何が言いたいのかいまいち分からんMCをしてい
た。安倍談話のような。おっと失礼。

涙がこぼれたら、声、罠
コワレモノ、悪人、白夜、美しい名前
その先へ、ブラックホールバースデイ、コバルトブルー、シンフォニア

60分。至福。
PAが良いから気持ち良かった。かなり良いパフォーマンスだっ
たと思う。最近、美しい名前よくやるな。

帰り際、後ろで「CDしか聞いたことなかったから、ライブってこん
な感じなんだー、激しいんだねー、ヤバかったー」との声(女子)
あり。くくく…、そうしてやめられなくなるがいい。お前も蝋人形
に…そう、今回、タイムテーブルの都合で聖飢魔Ⅱが観られな
かったのが唯一の心残りである。レキシと同じ時間とは、酷なり。

銀杏BOYZ

全部。
ついにメンバーが峯田ひとりになってしまった銀杏。あまり曲は
知らないのだが、好奇心で観に行った。そして、最後まで観てし
まった。なんなら、けっこう良かった。

ライブはギター1本の弾き語り。さながらフォークシンガーである。
驚いたのは、とにかく客の反応が温かい。曲間の拍手ひとつとっ
ても、みんな峯田のことが好きなんだなーというのがひしひしと
伝わってくる。でも微温的とか、なれ合いとも違っている。なんだ
か独特の雰囲気だった。

「BABY BABY」「新訳 銀河鉄道の夜」ぐらいしか知っている曲は
なかったが、歌に説得力があるので、引き込まれた。ちょっとCD
聴いてみようかな、と思うほど。


まだトリの10-FEETが残っていたし、朝日も昇っていなかったが、
腰がものすごい痛くなってきたので、帰ることにした。

今年は2日間とも曇りがちで涼しく、体力の消耗も少なかったので、
かなりいろいろと歩き回ることができた。初日は約7時間、2日目は
約14時間にわたって、歩き、音楽を聴き続けたわけである。これを
至福といわずに何と呼べばいいのだろう。しかもそれで当分お腹
いっぱいかというとそうではなく、帰り際の私は、これますます音楽
を欲していたのである。音楽ほど素敵なものはない!


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