2015年1月24日土曜日

陽炎座


☆☆☆★★      鈴木清順      1981年

いわゆる「浪漫三部作」の第二作。
全篇が独特の様式美につらぬかれおり、美しい、不穏な、
妖しい、いろんな形容が似合う映画である。セリフと動き
を真面目に追っていると頭がおかしくなりそうなので、とり
あえず映画の流れに身を任せることにする。

『ツィゴイネルワイゼン』ほど夢中にはなれなかったものの、
アクションがほとんど無い松田優作の不敵な態度や、ラスト
の鮮やかさなど、見所は多数。しかしどうやって思い付くの
か、こんな映画。

                                                        1.17(土) 新文芸坐


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