2014年4月2日水曜日

眠れる美女


☆☆☆★        マルコ・ベロッキオ      2013年


久々の東京。
早稲田松竹でイタリア映画2本立てをやっていたので観に行く。

この監督の名前は知らなかったが、フィルモグラフィーによると、
1965年『ポケットの中の握り拳』でデビューしている、イタリアの
巨匠とのこと。ただ日本公開作は多くない。

『眠れる美女』という題だが川端康成とは関係ないようで、2009
年イタリア全土を震撼させた尊厳死をめぐるある事件を当時の
ニュース映像を含めて映画に取り込みつつ、3つのストーリーを
展開させている。女優、政治家、自傷癖の女、医師、さまざまな
人間が「自死」や「尊厳死」をめぐって対立する。展開のさせ方
にはさすがに手練れの感じがあり、いたって真面目なテーマだ
が飽きさせない。けっこうおもしろかった。

                                                              3.27(木) 早稲田松竹


0 件のコメント:

コメントを投稿