2014年4月19日土曜日

リアリズムの宿


☆☆☆★★★      山下敦弘      2004年


『もらとりあむタマ子』へとつながっていく山下×向井コンビの
ルーツがうかがえる初期の傑作といえるだろう。

本作の魅力は、「おそろしく狭い世界の中で繰り広げられる
みみっちいセリフの応酬」である。それがとてつもなく面白い。
途中、思わぬひとも出演していて、なんだか得した気分。
こういう映画はやはり、そこそこ客の入った映画館で、まわり
と一緒に笑いながら観たい。

                                                                 4.4(金) HBC


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