2013年11月26日火曜日

悪の法則


☆☆☆      リドリー・スコット      2013年

あの忘れがたい映画『ノーカントリー』の原作者である
コーマック・マッカーシーという人が書いた本作の脚本を、
みんなが映画化したがったが、権利を得たのはリドリー・
スコットだったということらしい。

メキシコから巧妙に麻薬を輸入するワルたちの話で、この
手の話は既にさんざっぱらヤラれ尽くしてるような気もする
が、"犯罪映画"というだけでやっぱり、いそいそと映画館に
出かけてしまうのである。我ながら良い客だ。

全体を流れるドライな感じが好ましいし、スタイリッシュなカ
メラワークがかっこいい。しかしワクワク感は宙吊りのまま、
30分経っても50分経っても、説明不足で一向に話が見えて
来ない。俺、何か重要な伏線とか説明を見逃したんだろう
か、と不安を抱えたまま展開はどんどん進んでゆき、まあ
さして驚きは無い結末を迎えたのであった。
ああ、ペネロペ・クルス。あのDVD-R、観たいような観たく
ないような。

画像は悪い顔したハビエル・バルデム。
もっと悪い奴かと思ったのに、たいしたことなかった。

                                            11.16(土) イオンシネマ釧路


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