2013年3月11日月曜日

横道世之介


☆☆☆★★        沖田修一       2013年

平日の夕方に鑑賞。
客は、開映直前に入って来たおっさんと私の二人。

まあいちおう観とくか、ぐらいの感じで期待してなかったんだけ
ど、とても良かった!
これだから映画はおもしろい。

いまひとつ熱中できなかった原作+160分という「長尺」に、観る
前から既にゲンナリしていたが(じゃあ観なきゃいいのにね)、
ホントに原作通りに進んでいく映画のペースに引き込まれ、知ら
ないおっさんと一緒にクスクス笑いながら観てしまったよ。
小説では軽すぎて物足りないと思ったが、映画にはちょうどよかっ
たのかもしれない。

原作は割合長い小説だったが、そのエピソードを実に丹念にな
ぞっていて、結局語られなかったエピソードは、元カノのさくらと
の話ぐらいか。あと千春と六本木で待ち合わせしてすっぽかされ
るのも無かった。原作を読んでいないひとが、この長尺をどう感
じるかはわからないが、間延びした感じはしなかったな。

高良くんは良い役者だね。吉高先生も最高。不思議ちゃんの役を
やらせたら上野樹里と双璧だね。

                                            3.5(火) ワーナーマイカルシネマズ釧路


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