2013年2月8日金曜日

とんかつ大将


☆☆☆          川島雄三         1952年

白黒の、50年代の映画を観てると落ち着くようになったのは、
完全に山田洋次のせい。もとい、おかげです。

いまの映画は、カラーなのはもちろん、音だって照明だって
カメラだって、もう信じられないぐらい進歩してきたはずなの
に、じゃあ信じられないぐらい映画がおもしろいものばかりに
なったかというと、まったくそんなことはなく、未だにおもしろ
い映画とゴミのような映画とが競って作られているわけで。
その比率は50年代よりも良くなっているんだろうか。まあ当
時だってゴミのような映画はたくさんあっただろうからね。
そのへんのことは小林信彦先生に聞くしかない。
文春の連載で小林先生、本作を取り上げていた。当時はタ
イトルだけで観る気がしなかった、と。たしかにそうだ。

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