2012年10月17日水曜日

豚と軍艦


☆☆☆★        今村昌平      1961年

山本晋也の解説に教えられたのだが、こういうイマヘイ作品を
"重喜劇"というんだそうである。たしかに全篇シリアスで、喜劇
的な要素はほとんど無い。あまりに悲惨な状況、あまりに悲惨
な運命に、"逆に"笑えてくる、という苦い笑いを誘発するという
ことか。
スチール写真の雰囲気とタイトルから、もっと痛快なのを期待し
たので、ちょっとアテが外れたかな。この辺の長門裕之はます
ます桑田佳祐に"激似"になってくる。こういう軽薄な役が似合う
役者が好きだ。

                                                       10.11(木) BSプレミアム


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