2012年5月30日水曜日

Kitano par Kitano 北野武による「たけし」


北野武、ミシェル・テマン 著  松本百合子 訳
ハヤカワ・ノンフィクション文庫

いま現在たけしの地上波のレギュラー番組は7本。
じゃあ1日に1本ずつ撮ってるかというと、そうではなく、映画の
製作期間中は「テレビの週」と「映画の週」を1週交代で繰り返す。
つまりテレビの週には2週間ぶんの収録をこなす。ほんとに1日た
りとも、休みの日など無いらしい。

私がたけしの映画をちゃんと観たのは就職して釧路に来てからで、
それまでは特に興味を惹かれることはなかった。その反動というか、
映画の衝撃があって以来、興味深くてしょうがない。このひとはいっ
たい何者なのか。本書はその興味をいくぶんか満足させてくれる本
だった。ひょんなことからたけしと懇意になったフランス人記者によ
る、たけしのインタビュー集。たけしの喋り(もちろん日本語)を記者
がフランス語でまとめ、出版されたものをまた日本語に翻訳している
ので、なんとなく不自然なところもあるが、とてもおもしろい本だった。

『アウトレイジ ビヨンド』楽しみー。


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