2010年9月26日日曜日

モル

☆☆☆          タナダユキ       2002年

タナダユキ監督のデビュー作であり、主演作。ばっちり
ヒロインを演じている。他の役者の素人っぷりは見たこ
とがないほどで、映像も音も安っぽい中で、ひとりタナダ
ユキの可愛さと、そこそこできる演技がひたすら際立つ。
けれどももちろんそれだけではPFFのグランプリは獲れ
ない。
本作は、生理になると飛び降りようとしている自殺者と
目が合ってしまう女の子が主人公で、ところどころに秀
逸なギャグをはさみつつ、最後はなかば強引にタイトル
の「モルモット」でオチをつけるという、いかにも才能が
ありそうなのが分かる感じの映画。ちゃんと予算をつけ
れば面白いものを撮るんじゃないかという気が俺でもす
る。まず可愛いし、ね、タナダさん。

                                                9.23(木)   DVD

2 件のコメント:

  1. タナダユキって可愛かったんだ。知らんかった。

    カラックスかなりヨカッタ。
    うん、かなり良かった。
    立ち振る舞い、等々非常に映画的。

    乳白色の肌、パリの夜景に映える原色の使い方など。

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  2. 映画監督としては、けっこうな可愛さだと思うよ。
    西川美和という強敵もいるけど。

    カラックス、借りられれば観るんだけどなー。
    せめて「Tokyo!」ぐらい観とくか。

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