2018年5月14日月曜日

【LIVE!】 小沢健二


 春の空気に虹をかけ

 1. アルペジオ (きっと魔法のトンネルの先)
 2. シナモン(都市と家庭)
 3. ラブリー
 4. ぼくらが旅に出る理由
 5. いちょう並木のセレナーデ
 6. 神秘的
 7. いちごが染まる
 8. あらし
 9. フクロウの声が聞こえる
10. 戦場のボーイズ・ライフ
11. 愛し愛されて生きるのさ
12. 東京恋愛専科・または恋は言ってみりゃボディー・ブロー

13. 強い気持ち・強い愛
14. ある光
15. 流動体について


(Encore)
 1. 流星ビバップ
 2. 春にして君を想う
 3. ドアをノックするのは誰だ?
 4. アルペジオ(きっと魔法のトンネルの先)

                                  5.2(水) 日本武道館

小沢くんの歌がうまい。
まさかこんな感想を書きつけることになるとは予想
だにしていなかったが、「フクロウ」のような難曲
でもほんとに頼もしいボーカルで、これが小沢くん
なのか…と思うほど。どの曲も素晴らしかった。ギ
ターもうまい。身体も細い。

まあそれは嬉しい誤算として、ブラスやハープも含
んだ大編成で昔の曲から新曲まで縦横無尽に息つく
間もなく奏でていくライブは"幸福な時間"そのもの
である。

満島ひかりも出しゃばらず、歌い過ぎず(笑)、ス
テージに彩りを加えていた。物販のジャケットを着
て立っているだけの曲もあったが、それでも絵にな
るのはさすが。

武道館で観たライブでは間違いなく5本の指に入る。
ベストアクトは「フクロウの声が聞こえる」。総力
戦を見事に戦い抜いた感じ。



2018年5月5日土曜日

コラテラル


☆☆☆★   マイケル・マン   2004年

トム・クルーズが非情な殺し屋を演じているのが珍しい。
けど、ずいぶん杜撰な殺し屋である。やはりこういうの
は、「それはリスキーすぎるでしょ、これは映画だから
うまくいってるけどさ」と思わせたら負けなのではない
かと思う。

しかし巻き込まれるタクシー運転手のジェイミー・フォッ
クスがとても良いし、会話はシャレているし、夜の都会
はクールに映像化されているし、じゅうぶん楽しめた。

                                           4.13(金) BSプレミアム


2018年4月22日日曜日

ちはやふる ー下の句ー


☆☆☆       小泉徳宏       2016年

「上の句」の終りに出て来た松岡茉優との対決を
主眼に置いた続編。
絶対的王者の松岡にスキルでは到底及ばない。そ
れを猛特訓で追いつくというスポ根の王道ではな
く、チームプレイを高めることで別の活路を見出
すというのが"今風"なのだろうか。まあ可もなく
不可もない続編ではあるが、技を極めた松岡が、
「札と手が糸でつながっているよう」という描写
はうまくいっていたと思う。「音になる前の音」
というのも音声表現としてなんとなく分かった。
あと福井弁が浮いてておもしろい。

                                           4.13(金) 日テレ


2018年4月7日土曜日

ジョーのあした

   ー辰吉丈一郎との20年ー


☆☆☆      阪本順治     2016年

辰吉丈一郎は予想に反して「言葉のひと」であった。

阪本順治との長い付き合いのなかで、年に1度ぐらいの
インタビューを時系列に並べたものと、その時辰吉の
置かれていた状況の簡潔な説明とで構成されている。

このインタビューがなかなかおもしろい。決して雄弁
という印象ではないが、時おり言葉を探しながらも、
誠実に、ユーモアと信条を絶妙にブレンドさせた力強
い言葉が発せられる。

辰吉は2016年時点、44歳となった現在でも「引退す
る理由がない」ということで、日々練習を続けている。

                                                    4.4(水) BS日テレ


2018年4月1日日曜日

山の音


☆☆☆      成瀬巳喜男       1954年

川端康成原作、原節子主演、成瀬巳喜男監督。
原節子が、夫(上原謙)の不貞がなかば公然とまかり
通っている家庭で、やさしい義父(山村聰)だけを心
のよりどころに、しかし耐え切れずに壊れていく過程
を丹念に描いている。
原節子の喋り方ってあんなに吐息多めだったっけ。
なんかあの喋り方のせいで苦悩がいまいち伝わってこ
なかった。

記録映像として見ても十分おもしろい。60年前の鎌倉
駅前、そして神宮外苑の銀杏並木を見ることができる。
車道が無い!

しかしいったい何が「山の音」だったのやら。それら
しき山も音も登場しない。

                                           3.25(日) BSプレミアム


2018年3月26日月曜日

【LIVE!】 THE BACK HORN


KYO-MEIワンマンライブ ~情景泥棒~

1. がんじがらめ
2. 真夜中のライオン
3. 孤独を繋いで

4. その先へ
5. 雷電
6. 生命線
7. 8月の秘密
8. 情景泥棒
9. 情景泥棒 ~時空オデッセイ~
10. 光の螺旋
11. ヘッドフォンチルドレン
12. 未来

13. 儚き獣たち
14. 導火線
15. シンフォニア
16. コバルトブルー
17. Running Away

(Encore)
1. 閃光
2. グローリア
3. 無限の荒野

                                 3.20(火) ZEPP TOKYO

ミニアルバム「情景泥棒」をひっさげてのツアー。
基本的に対バンだが、東京と大阪だけワンマン。
アルバムの出来は上々である。快作。このバンドの
こういう「裏切らない新機軸」が好きだ。

あいかわらずセットリストを組むのもうまい。
ひさびさの「雷電」が嬉しいし、「8月の秘密」を
聴くのは初めてじゃないかと思う。私が行けなかっ
た年のマニアックヘブンでやっていた。

ベストアクトは「未来」。
重心の低い、タイトな音の構成が頼もしく、ここち
よい。サビまでは抑えたヴォーカルが、サビで急激
に熱を帯びるのがぐっとくる。意外にライブで映え
る曲なのだ。


2018年3月15日木曜日

陽のあたる坂道


☆☆☆     田坂具隆     1958年

2部構成、途中休憩を挟み、上映時間は3時間40分に
も及ぶ超大作映画。1958年は、日本人が最も映画を
観に行った年であり、まさに映画が娯楽の王様だった
時代だからこそ可能な映画だ。

石坂洋次郎の原作だし、「コクリコ坂から」みたいな
爽やかな青春映画かと思ったら、意外にも「華麗なる
一族」みたいな話だった。

『狂った果実』と同じ、石原裕次郎と北原三枝の主演。
北原三枝は、この家に家庭教師としてやって来るのだ
が、石原裕次郎は鼻持ちならない金持ちのひねくれた
息子を自然に(?)演じている。
とにかく長いので、飽きさせないよう工夫はされてい
るものの、それでもいかんせん長い。
「陽のあたる坂道」というタイトルも、いまひとつ意
味を摑みづらい。

                                             3.6(火) 新・文芸坐








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文春も朝日にのってきましたね。今度こそ奴の首を獲れ!