2017年9月7日木曜日

【LIVE!】 サニーデイ・サービス


サマーライブ 2017

 1. 今日を生きよう
 2. 素敵じゃないか
 3. あじさい
 4. 八月の息子
 5. 江ノ島
 6. スロウライダー
 7. 経験
 8. さよなら!街の恋人たち
 9. 恋におちたら
10. 苺畑でつかまえて
11. 96粒の涙
12. 海へ出た夏の旅(〜再び)
13. セツナ
14. 白い恋人
15. シルバー・スター
16. 花火
17. 時計をとめて夜待てば
18. 24時のブルース
19. 週末
20. サマー・ソルジャー
21. 海岸行き

<encore>
 1. 忘れてしまおう
 2. 夜のメロディ
 3. 青春狂走曲

<encore 2>
 1. 胸いっぱい
 2. One Day

                                    8.27(日) 日比谷野外音楽堂

野音でライブを観るのもずいぶん久しぶりだ。
「サニーデイは野音に合うだろうなぁ」とは思ったが、
ほんとによく合った。天気もほどよく、緑をゆらす風が
心地いい。サニーデイとしては19年ぶりの野音とのこと。

MCは一切なしで、次から次へと新旧とり混ぜたセットを
プレイし続け、気づけば21曲。あっという間の本編が終了。
時に優しく、時に甘酸っぱく、時に狂気にほとばしらせる、
バンドの歴史をも感じさせる圧巻のライブだった。

チケットは普通にぴあで取ったが、なんと前から2列目と
いう超良席だった。ただ失礼ながら曽我部恵一はじめメン
バーはどこから見ても「もっと近くで見たい」という風貌
ではない。この運、別な時に使いたかった…。

ベストアクトは「96粒の涙」にしようかな。この曲好きな
んです。



2017年9月3日日曜日

トム・アット・ザ・ファーム


☆☆☆★★    グザヴィエ・ドラン   2014年

映画は主人公の若者(トム)が、友人の葬儀に参列するため、
友人の生家を訪れる場面から始まる。家人は不在。だが偶然、
鍵を発見してしまったトムは家に上がり、ダイニングで友人
の母親を待つことにする。しかし長時間の運転の疲れか、い
つしか眠り込んでしまう…。

友人の家は農場を持ち、酪農を営んでいるようだ。
死んだ友人、その奇妙な兄、息子の唐突な死に疑問を持って
いる母親。友人が不在のまま、友人の一家にからめとられ、
身動きがどれなくなっていくトムの様がなかなか恐ろしい。
しかし奇妙な兄の行動原理が不明というかなんだか人物像が
定まっていないような感じがしてしまう。そこが狙いなのか
もしれないが。

観終わって初めて知ったのは、トムを演じていたのがグザ
ヴィエ・ドランだったということ。これには驚いた。『息
もできない』で、ヤン・イクチュン自身があの頭の悪そう
なチンピラ役だったことにも驚愕したけど、グザヴィエ・
ドランもこう言ってはなんだが、風貌からはただのナイー
ブな若者に見えた。


                                                       8.19(土) キネカ大森


2017年8月23日水曜日

たかが世界の終わり


☆☆☆     グザヴィエ・ドラン    2017年

ひさびさに名画座。
目黒シネマの『3月のライオン』前後篇とけっこう迷った
のだが、カナダの新鋭グザヴィエ・ドランの2本立てに落
ち着いた。しかしカンヌのグランプリということでちょっ
と身構える。

最初は主人公のいくぶん感傷的なモノローグで始まる。
12年ぶりに故郷に帰って、家族に「あること」を告げなく
てはならない、という内容で、どうやら死期が迫っている
ようだ。
家族は主人公を温かく迎えようと懸命になるが、劇作家と
してある程度の成功を収めているらしい主人公と、田舎暮
らしに満足しながらも忸怩たる思いも感じているらしい家
族との間でどうしても齟齬が生じていく…。

ほとんどワンシチュエーションで、たいへん予算のかから
ない映画だなというのが第一印象。誰も悪意を持っている
わけではないのに感情がもつれあい、悪化していくという
芝居はよく切り取られている。孤立する主人公ともっとも
通じ合っているのが兄の奥さん(マリオン・コティヤール)
という"他人"というのは象徴的である。どことなく『東京
物語』を想起させる。

                                                  8.19(土) キネカ大森


2017年8月12日土曜日

誘う女


☆☆☆★    ガス・ヴァン・サント   1996年

ニコール・キッドマン大好きな小林信彦が、コラムでニコー
ル・キッドマンの話になるたびに何度も言及するので、ずっ
と観たかった。原題は"To Die For"で、どう訳せばいいのか、
「君のためなら死ねる」みたいなことか。…いま検索してみ
たら、「死んでもいいくらい」「死ぬほど」という表現で、
わりとよく使うみたいです。若者ことばなのかもしれない。

映画を観終わって私は『ゴーン・ガール』を思い出した。つ
まりこちらも殺人が絡む悪女モノというか、わりにグロテス
クな話である。ニコール・キッドマンは美貌を武器にジャー
ナリストとしての名声を得ようと枕営業も辞さないお天気お
ねえさんを演じていて、こんな頭の弱そうなチャンネーの演
技もできるんだ、という驚きがある。枕営業ぐらいで終わっ
ていれば映画にはならないが、学生たちを手玉にとって操り
だしてから、だんだん話は大ごとになっていく。

これも実際の事件がモチーフになっているらしく、最近はそ
ういう映画ばかりで閉口だが、ガス・ヴァン・サントは昔か
らこの手法が得意みたいですな。

                                                   8.6(日) BSプレミアム


2017年8月6日日曜日

獣道


☆☆☆★      内田英治     2017年

伊藤沙莉の主演映画!
ということで、知らない監督だがお祝いがてら観に行く。
親のネグレクト、新興宗教団体のサティアンの中で育った
少女、不良とつるみ、ヤクザに殺されかけ、しぶとく生き
延びるがやがて身体を売り始め、母親の元へ帰るが母親は
また別の宗教に夢中で…。最後はAV女優にまで至るその
転落人生を一定の距離を持ちながら常に見守っているのが、
すっかり青年になった須賀健太。いまやもうAV女優は転落
ではない、という言い方もあるが。

なんとくわかると思うけど、園子温っぽい感じもある。
私はオープニングのシーンが時系列的にどこに入るのかが
分からなくて、ずっともやもやしていた。伊藤沙莉は当然
うまかった。ヌードありラップあり。

                                             7.30(日) シネマート新宿









<ツイート>
最上もが、でんぱ組を脱退…。がーん。
紫色のサイリウムを振りながらライブを観るのが今年の
目標だったのに。それに向けて学習にも余念がなかった
のだが…。



2017年7月20日木曜日

美しい星


☆☆☆★★     吉田大八    2017年

今年の注目作! と思って楽しみにしていたのに、
都内のTOHOシネマズははやばやと上映をやめて
しまい、なぜかあっという間に観られなくなって
なった。そんなにやる気がないんならやめちまえ!
と怒鳴りたくもなる。TOHOシネマズにはもう何
も期待しないことにする。それとも、もしかして
世紀の大駄作なのだろうか…と観る前から不安ば
かりが募る。

結局、アップリンクで鑑賞。
全然わるくない。というか、おもしろい。
個人的には金沢の海で橋本愛と金星人のストリー
トミュージシャンがUFOを呼ぶところが最大のク
ライマックスで、あとは下降線をたどった感はあ
あるものの、これはよくできてる。そして橋本愛
はめっちゃキレイやん。リリーさんの決めポーズ
には場内からもこらえきれない笑いがもれる。

こういう「一見、意味がなさそうで、実はありそ
うで、ほんとにない」映画が大好きである。三島
の原作にはいったいどこまで忠実だったのだろう。

                                     7.7(金) アップリンク